3次元再構成のやり方
3次元再構成
マーカーレスARを行うための技術として3次元再構成というものがあります。今回は3次元再構成について書いていきたいと思います。
3次元再構成とはなにか
3次元再構成を簡単に言うと複数の画像から奥行きを持った3次元データに拡張するという技術です。ここで重要なのが1枚の画像からは3次元再構成はできないという事です。
3次元再構成の原理
三角測量というものが3次元再構成の原理となっています。三角測量というのはある2点間の正確な距離がわかっている場合、測量したい点との距離は、2点との角度が知ることが出来たら、三角形の性質である「三角形の一辺とその両端角が分かれば三角形が確定する」を用いることによって求める事ができます。これを応用することによって3次元再構成を行うことができます。
3次元再構成を行うための要素
3次元再構成を行うためには以下のことをやる必要があります。
1. カメラ間の位置関係の推定
2. 画像間の対応点検出
3. 3次元化
1.のカメラ間の位置関係の推定についてですが、これはある2点間の距離と角度を求めることを指します。これは8点アルゴリズムという手法を用いて推定を行いました
2.の画像間の対応点検出についてですが、これは測量したい点を探すことを意味します。これはSIFT特徴量を用いることによって検出しました。
3.は1,2から測量する点の奥行きを求めることを指します。
実験
- 用意した画像
画像間の対応点検出した図
対応点を3次元再構成した図
- 3次元データを元にAR行った図
まとめ
最後の図を見るとマーカレスARっぽい事ができている事が解ると思います。
参考にした本
この本はとても丁寧に説明しているので初心者でもわかりやすいと思います
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