最近Xを見ていると「開発自体はコーディングAgentで出来るから今後は技術力より良い奴であることが重要」みたいな投稿をちょくちょく見る
これのニュアンスとしては、「技術力は高いが気難しいエンジニア」と「技術力はそこそこだが接しやすいエンジニア」がいた時にコーディングAgentが無い時代であれば、ある程度難易度の高いタスクは前者のエンジニアに投げざるを得なかった。しかし、コーディングAgentがあると後者のエンジニアにもタスクを投げることはできるので結果的に技術力より良い奴であることが重要と言われているのかなと思う。
※全然そんなニュアンスではないや、それは釣りだよという場合はすいません。
少し話はズレますが、最近Anthropic主催のOpus 4.6ハッカソンでソフトウェアは非専門家の弁護士が優勝したこともあり、技術力の重要性が低いとなっているのかと思う。
僕自身、最近の実装自体はコーディングAgentで書くことがほとんどなので実装力に関しては僕とジュニアエンジニアを比較してもそこまで変わらないんだろうと思う。
特に、そこそこ書いたことはあるがそこまで得意ではないフロントエンドのコードとかであればほぼほぼ変わらない自覚はある。
しかし次の2点は違うんだろうと思う
- 開発したシステムをリリースしても良いという判断
- ここで言う判断は、UI/UXよりは仕様や非機能要件が問題ないという意味での判断
- コーディングエージェントの効率
- システム開発のゴールをドキュメント化しコーディングAgentをより自律的に動かす技術
- E2E、静的型付けを行いコーディングAgentに自動で修正させるためにリッチな情報を渡すテクニック
これらは、コーディングAgentが無い時代かつ信頼がない状態であれば上記のことを行うことは気難しいエンジニアと言われる可能性はあると思う。
例えば
- 自動テストの浸透していない組織に対して自動テストの重要性を伝えても工数を増やすやつと思われたり
- 実装を急ぎがゆえに口頭でゴールを伝える組織に対して、認識の齟齬をなくすためにドキュメント化を進めたいと伝えると面倒と思われたり
シンプルに仕事に意欲がないがゆえに気難しいというわけではなく、 正しいことだがメリットが手間を上回るまでの時間がかかるようなことを進めるエンジニアも同じ様に気難しいと思われる可能性がある。
しかし、コーディングAgentが現れると速度感が変わりメリットが手間を上回る時間が誤差レベルになり、正しいが気難しいエンジニアは、コーディングAgentを使いこなし生産性がより高いエンジニアになることもあるかと思っている。
ドメイン知識について
エンジニアリング以外の業界でもエンジニアリング的な思考能力は必要なんだろうとも思う。 ここでいうエンジニアリング的な思考能力というのは、タスクをAI Agentが実行・検証できる粒度に分解する能力を指しています。
※エンジニアだけができるのではなく、僕がエンジニアとして重要な能力だと思っているため例と出しています
動画編集チェックをする例(※解像度が低くいし、間違っている可能性はありますが)
- 話に矛盾はないか?
- 場面展開時にノイズが入っていないか?
等の作業チェックリストレベルから
- 世の中の流行に沿っているか?
- コンプラインス的に問題はないか?
等の大枠レベルのチェックリストを チェックする人が明文化できるとそれをAI Agentに与えるとより自律的に動かすことができます。
「動画編集チェックできる」だけでなく、「動画編集チェックとは何をやればよいのかの明文化」という1つ抽象度が高いタスクをこなすことができる人がエンジニアに限らずAI Agent時代に活躍できるのかなと思います。
これらを思ったきっかけ
ハーネスエンジニアリングやループエンジニアリングについての記事を読んで、エンジニアはより難しい課題を解決していかないといけない世界になるよなーという考えを発散するために書きました










